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アナフィラキシー

アナフィラキシーとは

アレルギーを起こす原因物質(アレルゲン)により短時間のうちに急激なアレルギー反応が全身に起きて、複数の臓器に起こす場合を言います。ショック状態になると、血圧低下や意識障害などが起こって命の危険に及ぼします。 

アナフィラキシーの症状

蕁麻疹などの皮膚症状、咳・呼吸困難や喘鳴(ぜんめい)などの呼吸器症状、嘔吐・下痢・腹痛などの消化器症状が出現します。軽症から重症までありますが、血圧低下や意識障害などのショック状態に陥ることもあります。呼吸停止や心停止など命に関わる反応がでることもあり、食物で30分、ハチで15分、薬物で5分で出現すると報告されています。アナフィラキシーの症状が出た場合はエピペン自己注射や救急要請を行う必要があります。また、数時間して遅れて出てくる反応(遅延反応)が出てくることもあります。 

アナフィラキシーを起こす原因

食物、ハチ、医薬品が主な原因です。国内では食物アレルギーが最も多く、小児では卵や牛乳、大人では小麦や甲殻類などで起こります(食物アレルギーを参照)。

ハチの場合はアシナガバチやスズメバチに刺されることで起きることが多いです。

医薬品では抗生剤(ペニシリン系など)、解熱鎮痛剤、造影剤が起こしやすいです。

ハチ刺されについて

ハチは昆虫の中でもアナフィラキシーを起こす頻度が高いです。ハチ刺傷はアシナガバチ、スズメバチ、ミツバチの順に多いです。一度刺されると体の中にハチに対する抗体が作られます。短期間の間に二度目を刺されるとアナフィラキシーが起きやすくなります。7月から10月に多く、ピークは8月です。

林業や木材製造業、電気工事に従事する場合はハチに刺される機会が多いため、対策が必要です。

ハチ

アナフィラキシーの治療

アナフィラキシーに対する治療としては、速効性があるアドレナリン筋肉注射(エピペン注射)が有効です。注射して5分以内に効果が出始め、症状の緩和やショックの予防に有効です。

その他、蕁麻疹やかゆみを抑えるために抗ヒスタミン薬の内服や、遅れて出てくる反応を抑えるためにステロイド薬を使用します。ハチ刺されには軟膏を使用します。

アナフィラキシーが起きた場合は、アナフィラキシーの原因となったもの(ハチの針や食物)を取り除き、すぐにエピペンを太ももの前外側に注射し、救急車を呼びましょう。救急車が来るまではその場で安静を保ち、医療機関で適切な医療処置を受けましょう。

エピペン

エピペンはアドレナリン自己注射液です。アドレナリン注射は全てのアレルギー症状を和らげる効果があります。

  • 血圧を上げる
  • 皮膚の赤みやのどの腫れを抑える
  • 気管支を広げて呼吸困難感を減らす

注射してから5分以内に効果が出現します。ただし、20分くらいしか効果は続きません。アナフィラキシーが出現した場合に使用します。

当院はエピペン処方が可能です。アナフィラキシーの危険性が高い患者様に処方しております。処方の際には注射の打ち方や注意事項を説明しております。エピペンを処方を希望される場合はご連絡ください。

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